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イントロダクション

これは世界を救わないSF映画。
舞台は、「猫が飛ぶ島」として知られる香川県・佐柳島。
瀬戸内に浮かぶのどかな島に、ある日、宇宙からの来訪者と不思議な“鞄”が流れ着く。
島の生活感と、そこに入り込むSF的な異物感が交錯する、静かな民話のような「猫島SFシネマ」。
島民の方々の協力を得て、佐柳島の本浦港、大天狗神社、ネコノシマホステル、乗蓮寺など島内各所で全編ロケ撮影を実施。島の日常の中へ入り込む異質な存在を描いた。
監督・脚本は、劇作家・野村有志。
前作『さようなら』でも国内外の映画祭で受賞・入選を重ねた野村が、ペーソスと笑いを融合させた独自のテンポと間で、島に暮らす者、島を離れた者、そしてそこに流れ着いた者たちの未来・過去・現在にまつわる、切なくて美しい人間(?)模様を描く。
ルーマニア・ワラキア国際映画祭やインド・アジアンタレント国際映画祭で最優秀SF作品賞を受賞したほか、ベラルーシ・ミンスク国際映画祭、ロシア・アムールの秋映画祭に正式招待された、日本発の静かな不条理SF映画である。
