なぜ、それは必要なのか?|ばぶれるりぐる『なるべく大きな水槽を』のすすめ
- 貴行 武信
- 6月23日
- 読了時間: 2分
2026年10月、ばぶれるりぐる第7回公演『ほとびる屋上』が上演されます。
東京公演は三鷹市芸術文化センター星のホール、大阪公演はインディペンデントシアター2ndにて上演予定。
脚本は竹田モモコ、演出はチャーハン・ラモーン。ばぶれるりぐるが幡多弁で贈る、労働群像喜劇です。
新作公演を前に、ばぶれるりぐるの作品に触れてみたい方へ。今回おすすめしたいのが、舞台DVD『なるべく大きな水槽を』です。
ばぶれるりぐるは、高知県西部の言葉・幡多弁を使った作品を多く上演してきた劇団です。
土地の言葉で交わされる、何気ない会話。家族や友人、近しい人同士の距離感。大きな事件が起きるというより、日常の中にある小さな違和感や可笑しさを、会話の積み重ねで描いていく。
そんな日常会話劇の印象が強い劇団ですが、今回おすすめしたい『なるべく大きな水槽を』は、そこから少し違う場所へ踏み込んだ一本です。

『なるべく大きな水槽を』は、ばぶれるりぐるの作品の中でも、不条理劇としての色が強い作品です。けれど、ただ奇妙なだけの作品ではありません。
なぜ、水槽なのか。
なぜ、なるべく大きくなければならないのか。
その不思議なタイトルに引っかかったまま観ているうちに、少しずつ別の手触りが見えてくる。普段の日常会話劇とは違う入口から、ばぶれるりぐるらしい人間の距離感に触れられる一本です。
『なるべく大きな水槽を』は先ごろ品切れとなっていましたが、本日再入荷いたしました。
10月の新作公演を楽しみに待つあいだに、あるいは、ばぶれるりぐるの作品に改めて触れる一本として。
ばぶれるりぐる『なるべく大きな水槽を』を、ぜひご自宅でもお楽しみください。


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