海外観客は『さなぎの猫』をどう観た? ― Letterboxdに見る賛否
映画SNS「Letterboxd」には、『さなぎの猫』(CAT PUPA)を観た海外ユーザーからのレビューも投稿されています。
評価は一様ではなく、映像や島の風景、作品に流れる孤独感を評価する声がある一方、物語や猫の扱いについては厳しい意見も見られます。

映像、風景、そして「居場所のなさ」
3.5点を付けたNeuromantic86は、に見える作品ながら撮影が非常に良いと評価しています。
佐柳島の風景に加え、靖を演じる浅雛拓のシリアスとコメディが入り混じった演技を北野武になぞらえ、作品の根底にある「居場所のなさ」や「異邦人である感覚」にも注目しています。
また、Drunk_Salarymanは、複製装置を手に入れたいという欲望と、花子への罪悪感の間で揺れる感覚に触れています。物語の設定そのものより、登場人物への感情移入から作品を受け取ったレビューです。
またՍոնիからは、島で猫や人々と過ごす静かな時間そのものを好意的に受け取る感想も寄せられています。
一方では、かなり辛口の評価も
3点を付けたMiaは、物語の展開や演技、タイトルにもなっている猫の使われ方について厳しく評価しています。
複製装置をめぐる議論が長く続くことにも不満を示し、「猫のシーンが3つあったので0.5点追加」と皮肉を交えています。
Letterboxdでは、映像や島の雰囲気を評価する一方で、物語や演技、猫の扱いについて厳しい意見もあり、作品への反応は大きく分かれています。
海外で読まれる『さなぎの猫』
海外の批評では「静かなSF」や、故郷・帰属意識をめぐる物語として読まれてきた『さなぎの猫』ですが、一般の観客からの反応は必ずしも一様ではありません。
映像や島の空気、「居場所のなさ」を評価する人がいる一方で、物語のテンポや猫の扱いに物足りなさを感じる人もいます。
海外の一般観客が『さなぎの猫』をどのように受け取っているのか、その一例として紹介しました。
『さなぎの猫』(CAT PUPA)
監督・脚本:野村有志
出演:浅雛拓、鳩川七海、一瀬尚代、野村有志
撮影監督・編集・製作統括:武信貴行
2022年/日本/88分
原文:『Cat Pupa』Letterboxdレビュー一覧:https://letterboxd.com/film/cat-pupa/reviews/



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